パソコンの基礎知識を覚えて自分に合ったパソコンを選ぶ!
パソコンは仕事をする上でも勉強するうえでも欠かせないツールになってきました。
重要な位置付けになってきた割にパソコンの基礎知識って、感覚的にはこんなものだろうと分かっているつもりでも、実際はよく分からないものが多いんです。

パソコンの性能をはかる指標は沢山あって、それぞれがどんな役割を持っているのか分かりにくいんだよ。
機能もたくさんあるんだけど、機能ごとのランクも細かいからどれが良いのか分からないの。

そうですね。
ちょっとした知識がないと自分ではなかなか見極められないし、見極められないと自分に合ったパソコンって選べないですね。
そこでこの記事では、「パソコンの基礎知識を覚えて自分の用途に合ったパソコンを選ぶ!」と題してパソコンの基礎知識としてこれだけは抑えておくべきポイントと、用途ごとにどんな機能がどのくらいの性能だったら自分の用途に足りるのかをご紹介します!
パソコンの基礎知識
パソコンの基礎知識で抑えておきべきポイントは5つです。
自分用途にあったパソコンをセレクトできるように、まずはパソコンの基本的な機能の意味をしっかり覚えていきましょう!
前述しましたが、パソコンの基礎知識としては
- OS
- メモリ
- CPU
- ストレージ
- Office
上記5つは確実に抑えましょう。 ひとつずつ簡単に解説していきますね。
OSってなに?
OS(Operating System)は、パソコン全体のシステムのことです。
代表的なのは
- Microsoft Windows
- Apple MacOS
この2つが大部分のシェアを占めています。 それぞれ説明していきます。
Microsoft Windows
世界で最もスタンダードなOSを言えるでしょう。 パソコンに詳しくなくてもこの名前は耳にしたことがあると思います。
会社で使っているパソコンはほとんどがWindowsだと言っても過言ではないほど優秀なOSで、どのメーカーのパソコンにも入っているOSでもあります。
Apple MacOS
このOSは、Windowsとは違ってApple社のノートパソコンのみに搭載されているOSです(MacBookやMacBookPro、iMacなど)。
グラフィック関係(画像編集など)は圧倒的な強さを誇っているのも特徴の一つです。
同じApple社製品の「iPhone」や「iPad」と相性が良く、写真やデータをiCloudを介して手軽に連動できるのも大きなメリットです。
メモリってなに?
メモリは、データやプログラムを一時的に保存するためのパーツで、「作業台の広さ=机の上(大きさ)」と思っていただければ分かりやすいと思います。
メモリの主な種類は4GB・8GB・16GBです。 数字が大きくなれば、それだけ一時保存できるデータ量が多くなり、開いておけるものも多くなります。
例えば、ネットのサイトを10個くらい開いたままでもパソコンの動作がスムーズで他のソフトも開けるといった感じです。
メモリの数字が低いと、ネットのサイトを5個くらい開いたままで他のソフトを起動させると固まったり読み込みが遅くなったりします。
CPUってなに?
CPU(Central Processing Unit)は別名「プロセッサー」と呼ばれていて、「頭の回転速度」だと思っていただければ分かりやすいと思います。
この性能が高ければ高いほど、高度な処理が可能となりより多くの仕事がこなせます。
例えば、ExcelというOfficeファイルを10個開いても遅延なく処理できたり、Webサイトを10個開いたままでもOfficeが使えるといった感じです。
代表的なCPUのブランドは「Intel」ですね。
- インテル Celeron
- インテル CeleronAtom
- インテル Pentium
- インテル CoreM
- インテル iシリーズ
他にもありますが、今のパソコンに搭載されているCPUは大体この中にあります。
CPUのことを詳しく知りたい方は下記記事をどうぞ ↓
CPUとは?【なるべくわかりやすく解説】
ストレージってなに?
ストレージとは「記憶装置」のことで、いわゆるデータを保存する場所で、「本棚(書斎)の大きさ」だと覚えていただければ分かりやすいと思います。
パソコンのストレージは64GB・128GB・256GB・512GBが主流で、なかには1TBやそれ以上のストレージを搭載しているものもあります。
ストレージには主に
- HDD(ハードディスクドライブ)
- SSD(ソリッドステートドライブ)
の2種類があり、SSDはフラッシュメモリーを用いているため、スピーディーな記憶と静音性が抜群です。
ただし、保存可能容量に対する価格がHDDより高いので、SSD搭載のパソコンは必然的に高くなりますが、作業効率は上がることと、なによりも電源を入れてから起動までが早いのでストレスが少ないです。
Officeってなに?
Officeとは、Microsoftが製造したパソコン用のソフトウェアで、
- Word
- Excel
- Powerpoint
が代表的で、
○Wordは文章を作成するためのソフトで、文章作成を補助してくれる機能が豊富に揃っています。
○Excelは「表計算ソフト」と呼ばれていて、その名の通り作表やデータ集計などに長けたソフトですが、文章なども入力することができるので、これひとつあれば仕事面でも勉強面でも重宝します。
○PowerPointはプレゼン用の資料を作成できるソフトで、書式やスライドショーの設定、レイアウトといったプレゼン資料の作成を補助してくれる機能が豊富に揃っています。
Officeソフトは、会社で使うパソコンに導入されていることが多いです。
使用用途ごとの必要なスペック
パソコンの基本的な機能が分かったところで、次は用途ごとに必要なスペックを見ていきましょう。
パソコン選びで大切なのは、「パソコンを使って何をするか」です。
当然ながら、スペックの高いパソコンは高性能で何でもできますが、スペックが上がる分価格も上がりますので慎重に考えましょう。
ここも5つの基礎知識に沿って解説していきますが、
- 仕事用
- 勉強、レポート用
- 趣味用(ゲームや画像編集)
3つの用途ごとに説明していきますので参考にされて下さい。
用途ごとのOSの選び方
OSを選ぶときの基準は
- 仕事で使うのか
- ゲームや画像編集、処理をするのか
2点になると思います。
仕事で使う場合のOSは「Windows」がおすすめですが、画像編集や処理を行うのであれば「MacOS」を選ぶと良いです。
用途ごとにまとめると
用途 | Windows | MacOS |
仕事用 | ○ | △ |
勉強・レポート用 | ○ | ○ |
趣味用(ゲーム) | ○ | ○ |
趣味用(画像編集など) | △ | ○ |
こんな感じです。
仕事や勉強用で「Windows」を選ぶ理由は、就職した後も同じソフトを使う可能性が高く、新たに操作方法などを覚えずに済むからです。
また、「Windows」でも画像編集は可能ですが、「MacOS」はクリエイティブ系に強いOSなので画像編集などが趣味の方には「MacOS」の方がおすすめです。
が、MacOSが搭載されているのはApple製品だけなので購入時のコストはかなり高くなります。
用途ごとのメモリの選び方
メモリは情報を整理したり処理するスピードに関係しますが、勉強用の資料を作ったりレポートを作成、ちょっとした調べものに使うことが多い方は4GBあれば大丈夫です。
また、仕事用だと8GBを選べば大丈夫です。 用途ごとにまとめると
用途 | 4GB | 8GB | 16GB |
仕事用 | ○ | ||
勉強・レポート用 | ○ | ||
趣味用(ゲーム) | △ | ○ | |
趣味用(画像編集など) | △ | ○ |
ゲーム、画像編集などはメモリの数字が大きければ大きいほど適性は上がりますが、勉強用や仕事用では8GBがMAXで大丈夫です。
僕は以前、16GBのメモリを搭載したMacOSを使ったことがありますが、普段使っている中で16GBと8GBの違いはほとんど感じなかったことが、16GBじゃなくて大丈夫という理由です。
用途ごとのCPUの選び方
CPUは「頭の回転速度」で、いうなれば処理能力の高さですが、この性能が高ければ高いほど、高度な処理が可能となりより多くの仕事がこなせます。
CPUは用途、処理能力ごとに分かれていますが、「第○世代」とか「○ー8377」のように表記されているうえに説明が専門用語なのでちんぷんかんぷんです。
実は、パソコン選びで一番難しのはこの「CPU」なんです。
専門家ではないので僕も詳しいことは全然分かりませんが、今まで20台以上パソコンを買ってきた経験と調べた知識から用途ごとにまとめると
用途 | Corei3 以上 | Corei3 以下 | CoreM | AMD | Pentium | Celeron Atom | Celeron |
仕事用 | ○ | ○ | ○ | △ | △ | △ | △ |
勉強・レポート用 | ○ | ○ | ○ | △ | △ | △ | △ |
趣味用(ゲーム) | ○ | ||||||
趣味用(画像編集など) | ○ |
※AMD以外はいずれもインテル(Intel)のCPUです。
上の表は、僕が使ってきたCPUの実体験から判断していますので、実際の性能順とは異なっていますが使ってみた体感速度から○を付けているので参考にして下さい。
また、商品名(CoreiやCeleron)の次にふられている番号は、大きい数字の方が型番が新しいことが多いです。
ゲームはデータ受信量が多く、画像編集はソフト自体が重かったりしますのでCPUは高いに越したことはありません。
用途ごとのストレージの選び方
ストレージはデータを保存する場所です。 容量が大きければその分たくさんのデータが保存できますが、同時に価格も上がります。
用途ごとにまとめると
用途 | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB |
仕事用 | △ | ○ | ○ | |
勉強・レポート用 | △ | ○ | ||
趣味用(ゲーム) | ○ | ○ | ||
趣味用(画像編集など) | △ | ○ |
ゲーム用は、セーブするデータ容量によって変わりますが、256GBあれば大丈夫だと思います。
画像編集などはデータ容量自体が重いしパソコン本体のストレージに保存しておいた方が面倒ではないので最低でも512GBは欲しいところです。
しかし、USBメモリや外付けHDD、今はクラウドストレージサービスも充実していますので、それらのツールやサービスを上手に併用することでパソコン本体に持たせるストレージは少なくしても問題ないと思います。
その分コストダウンになるので他の機能にお金をかけることもできます。
用途ごとのOfficeの選び方
最後にOfficeですが、これはパソコンとは別売りなのが基本です。
しかし、中にはOfficeが搭載されているパソコンもありますので、必要な方は購入するにOfficeが搭載されているものを選ぶのも思いますが、その分価格は高くなります。
用途ごとにまとめると
用途 | Office |
仕事用 | ○ |
勉強・レポート用 | △ |
趣味用(ゲーム) | 不要 |
趣味用(画像編集など) | 不要 |
仕事用は、まだまだOfficeが主流なので必須かなと思いますが、今はGoogleもOfficeみたいなソフトを開発していて、Web上で無料で使えるようになっています。
また、AppleもOfficeに変わるソフトを開発してMacBookなどに標準装備されていて、これも無料で使えます。
GoogleとAppleが開発したソフトは操作の仕方がOfficeとは違うので、今までOfficeを使っていた方は慣れるまで時間はかかりますがコストパフォーマンスは最高です。
まとめ

StartupStockPhotosによるPixabayからの画像
パソコンの基礎知識を覚えて自分の用途に合ったパソコンを選ぶ!
いかがでしたか?
パソコンの構成や機能、性能はすごく広いし全てを知ることは恐らく不可能だと思います。
しかし、今日ご紹介した5つのポイントをしっかり抑えれば、ご自分でパソコンを購入するときに無駄な機能や性能にお金を払わなくて済みますし、自分の用途に合ったパソコンをそれなりのコストで手にすることができます。
5万円以下でスペックの良いノートパソコンをお探しなら、こちらの記事がお役に立てるかもしれませんのでよろしければ読んでみて下さい ↓
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皆さんはノートPCを買うとき、どんな基準で選んでますか?
コスパが良くても自分が思ってたように使えなかったら結局高い買い物になります。
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パソコンは身近にあるものの、その構造や機能、性能を知らない人がほとんどで、いざ自分でパソコンを買おうと思ったときに何も分からないことに気付くんです(僕はまさにそれでした)。
僕と同じところで悩んでいる方のサポートに繋がればこれほど嬉しいことはありません。
今日は「パソコンの基礎知識を覚えて自分の用途に合ったパソコンを選ぶ!」と題して、パソコンの基礎知識として抑えるべき5つのポイントと自分の用途に合ったパソコンの選び方についてお届けしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。